12月7日 (日) 13:00~15:15
場所 ガレリアかめおか 大広間(つつじ・さくら)
第32回 亀岡市女性集会 ≪第5分科会≫
[テーマ] 地域力を高めるコミニテイデザイン
〈住み慣れた地域で安心して暮らすために〉
[内容]
住み慣れた地域で高齢者が安心して暮らすために、地域住民が集い支えあえる“つながり”を広げることが大切です。そのために私達に求められていることは何かを一緒に考えましょう。
[課題提起]
①亀岡市の高齢者の現状報告 「介護相談リンクす」 仲 奈々子さん
亀岡市の高齢者の人口推移を平成24年度の「亀岡市いきいき長寿プラン」のデーターをもとに現状を報告した。国政調査の資料から高齢者の4割強が夫婦もしくは独居で暮らしている現状を報告。
次に「介護相談リンクす」の活動において高齢者が抱える問題を話した。
●農村地域や中山間地域に暮らす方々は自宅から病院までの交通機関や買い物など、車がなくては生活出来ない現状が不安と感じている。
●新興住宅地の方々はサラリーマン世帯で地域とのつながりが少ない男性が孤立する傾向ある。
●市街地(旧町)の方々が抱える不安は空き家が多く、駅前や市街地が空洞化して防犯にも不安を感じる。
など「介護相談リンクす」の活動の中で行っている座談会の中で高齢者の身の回りで買い物、通院、食事の用意、車を手放した後の外出の不便などが関心が高いことを報告しました。
②地域力を高めるためにアドバイス
講師 キャリアアドバイザー 森本 佳代さん
森本さんは舞鶴で地域力を高める活動を推進してこられ、ボランティア活動の推進や「地活」「終活」「老活」などの提案をされてこられました。
●自分の足で一歩進む。
●地域の宝物を探し、掘り起こす。
●地域の欲しい物を考え、手に入れる行動をする。
例えば、舞鶴では病院への巡回バスや食品の販売車などを要望、現在 運営されている。
また、「南舞鶴おやじの会」の活動の様子を話された。
●グループ討議の課題として
1、それぞれ一つは明日から出来る行動を考える。
2、地域にあるもの、身近にあるものを再確認し、地域起し・自分起しを考える。
3、こんなものがあったら助かる!便利!というものを探す。
[グループでの意見交換]
16のグループに分かれて約40分間意見交流をした。リンクすのメンバーも各グループに一人づつ入った。まず、心をほぐす出会いのレッスン〈ピンポンパンゲーム〉をして和やかな雰囲気になって、自己紹介して書記と発表者を選んで意見交換に入った。
[発表された内容]
●地域起しを考えたい。サークルを増やしたい。
●仕事や人と人とのつながりが大切と思う
●一人暮らしをしている親が買い物に行くのに近所の人にお世話になっている。自分も今、住んでいる所で誰かを助けたいと思っている。
●おしゃれや趣味などを大切にして暮らしている。
●一日一日を大切に暮らしている。
●高齢になってからピアノを習い始めた人もいる。
●子どもは世界の宝物。
●自分の住んでいる地域は活発で嬉しい。
●日々勉強だと感じる。
●地域の行事には進んで参加している。
●介護をしたお母さんに最後に「ありがとう」と言ってもらえて嬉しかった。
●ボランティア活動に興味がある
●「ぬれおちば」主人が人との付き合いがへたで困っている。
●人生を楽しく。親との同居を楽しんでいる。健康第一。
●子どもに自分の介護の負担はさせたくない。
●近所のお年寄りに食べ物を持っていったりしている。
●みんなが気軽に寄れるサロンがあったらいい。
●人が喜んでくれる顔を見ると嬉しいのでボランティアは楽しい。
●いろんな団体が情報の共有が出来ればよい。ネットワーク作り。
●いきいきサロンに来れない人のためになにかして上げたい。
●世代間の交流が難しい。
●自分が活動していることを発信することが大切。
●一人暮らしが増えて「食」について考える。
●一人暮らしになって近所付き合いが大切だと感じる。
●ボランティアは大変だが楽しいこともある。
●農業を長くやっておられる方はいつまでもお元気だ。
●介護を済ませて今 自分の時間を大切にしている。
●子どもの見守りや年寄りの見守りが大切。
●政治に興味を持つ。
●病院へのシャトルバスがあったら嬉しい。
●今 活動しているサークルでも自治会でも高齢化がすすんでいて問題だ。
●高齢者に出来る仕事があればどんどんやってもらう。植木の手入れや子どもの見守り。隣近所の声掛けなど。
たくさんの意見が出ました。参加された方々は自治会、民生委員、市の職員、PTA、老人クラブといろんなところから参加されていて年齢もさまざまで大変たくさんの意見が出ました。今日の貴重な時間を今後「介護相談リンクす」の活動にも生かせればと考えています。
以上