施設サービスの3番目は「介護療養型医療施設」の話です。
「老健」や「特養」はなじみがあるけど、介護保険で言う「介護療養型医療施設」ってあまり知られていないですね。
「介護療養型医療施設」とは老人病院のことです。
亀岡市には「亀岡シミズ病院」「亀岡病院」「ムツミ病院」の3施設があります。
介護保険施設ですから介護スタッフはもちろんのこと、病院でもあるので医療スタッフも揃っており、
他の介護保険施設より医療に重点が置かれているのが特徴です。
だから入所中に、もし急に体の具合が悪くなったら移動することなく、すぐ診てもらえる利点があります。
この施設にはどのような人が入所できるのかと言うと、急性期の病気の治療は終わっているけど、
まだ家庭に戻るには療養が必要とされる要介護1~5の高齢者等です。
しかし「介護療養型医療施設」には、必ずしも医療が必要でない人が多いのが問題となっています。
そこでいろいろ議論の結果、この施設サービスは近い将来廃止になるようです。
医療の必要性の高い人は介護保険ではなく医療保険の病院を利用し、
慢性的な病気での医療や介護の必要な人は「老健」を利用してもらおう、との考えのようです。