こんにちは

先週ですが同居している母のところに「亀岡市保健センター」より「健康調査票」が送られて来ました。内容は生活状況、肉体的健康や物忘れなどの日常生活について、また 社会参加や身体活動などが質問の内容です。私の母はお陰様で大変元気で何でも一人で出来ますの今は介護について考えないでいましたがこの調査票を見て今更ですが元気なことをありがたく思います。

今日はありがとう

楽しかった!

口の仕事

介護をする人と介護を受ける人の気持ちって時々縺れて、素直になれなくて、お互い憎しみあってしまうときがありますね。ちょっと心が休まればと思い、ここに私が以前講演で聞いた谷口美重子さんという方のヘルパー時代の話を紹介したいと思います。

 ある日谷口さんの講演会場に、一人のおばあさんが孫娘さんにつれられてやってきました。おばあさんは、苦労してたくさんの子供を育て、みんな立派な社会人になったのに、その子供が誰一人自分を大切にしない、と不満を言いました。孫娘は黙っておばあさんの愚痴を聞いていましたが、終わると、「谷口さん、おばあさんに仕事をさせて下さい。きっとおばあさんは何もすることががないから愚痴をいうんです」と涙ながらに言いました。でも半身不随のおばあさんに一体何ができるのだろうか? 谷口さんは思案している時ある話を思い出しました。広島県福山市のお寺のご住職の竹政さんの話です。

中風で寝ているおじいさんが愚痴ばかり言って困ると家族が言うので、住職はこのおじいさんに仕事をさせようと思って、おじいさんの家を訪ねた。

「おじいさん、ちょっと仕事ができるかいのぅ~?」

「仕事はできません。手も足もいう事を聞きません。一人で起きる事もできません」

「おじいさん、手や足はいう事を聞くまいが、口は言う事を聞くだろう?」

「はい、口は達者です。」

「それでは、ありがとう!、とゆうてみんさい。  家の人に世話をしてもらう時もだまっておるじゃろう?」

「そりゃ、だまっとる。 わしはこの家も建てた。 貯金もしておいてやった。 だから家のもんがわしの世話をするのは当たり前じゃ!」

「だが、一万円札が世話をするのではない。 人が世話をするのだから、その時ありがとう!っていいんさい。」

「そんな事はよういわん」

「言うてみんさい。自分の仕事だと思ってやってみんさい。広い世界が開けるで~。」

「じゃ、仕事と思ってやってみるかいの…。」

その日からおじいさんは口の仕事を始めたそうです。家族が帰ってくると、「今日はご苦労じゃなったな」とか、「暑かったじゃろ」「疲れただろ」、とおじいさんの方からねぎらいの声をかけたそうです。おじいさんの口の仕事が始まってから家の中がだんだん明るくなっていったという話です。

口の仕事も簡単ではなさそうだけど、行き詰ったときに試みてもいいかもしれませんね。

  

メンバーの一人です

介護相談リンクすのメンバーになる前は亀岡市の介護相談員を3年間しました。一週間の研修を受けて活動を始めましたが私自身 未熟でしたので心を開いて困っていることや悩んでいることなど聞かせてもらうことは出来ずもどかしい思いでしたが訪問を重ねるうちに待ってもらえるようになると体調のことや薬のこと食事やお風呂、リハビリとまた家族の話などしてもらえるようになりました。また、相談員同志の交流の中でたくさん学習させてもらったことなど尊い経験をさせてもらいました。これからも勉強を重ねてこの経験を「リンクす」で活かせることが出来たら幸せと思っています。

ご近所さん

ご近所のご夫婦ですが最近見かけないので少し気がかりでした。今日 離れて暮らしている息子さんに会えたので聞いてみたところ家の中でころんで怪我をされて入院しているとのことでした。帰って来られたら何か役に立つ事があればと思っています。

保険料のジレンマ

昨日、ふとテレビをつけたら、NHKでアメリカの保健制度についてのドキュメント番組をしていました。
国民皆保険制度の無いアメリカでは、年収400〜600万円程度の中間層の無保険者が増加しており、6人に1人が無保険とのこと。
番組では、ある男性が白内障になり手術を受けないと失明の恐れがあるが、50万円の手術費(実費)を支払えず…そんな内容でした。

日本は国民皆保険なので、誰もが何らかの医療保険制度に加入し、病気やけがをした場合に医療給付が得られることは有難いですね。
それでも毎月引き落とされる国民健康保険&介護保険料を見ると、「これだけあればチョコっと旅行に行って美味しいものが食べられるのになぁ」という思いと、「いつかはお世話になるのだから、みんなで支えなきゃね」という気持ちと、ジレンマを抱えるのでした。