今日は介護老人福祉施設のお話です。
介護保険では介護老人福祉施設と言いますが、この施設は老人福祉法の特別養護老人ホームことで、
一般的には「特養」と呼ばれている一番なじみのある老人ホームです。
この施設は生活施設なので、「老健」がリハビリに重点を置いているのに対して、
「食べる」「着替える」「入浴する」「排泄する」と言った日常生活を援助することに重点を置いています。
もちろん在宅復帰も目指しますが、入所する人は介護問題等で在宅での生活が困難な高齢者なので、
多くの人がこの施設を終の棲家としているようです。
亀岡市には、亀岡園、第二亀岡園、友愛園、たなばたの郷の4つの特養施設があります。
今亀岡にある特養施設は多くがユニット型となっています。
従来の特養施設は一部屋に4~6人が同居し、部屋が狭いので自分の荷物の持ち込みもできず、
プライバシーもありませんでした。
ユニット型では、ちょっとした家具や所有物が持ち込みでき、トイレも備わった八畳くらいの個室で生活します。
自分の部屋が持てるのはプライバシーがあってよいですが、部屋に閉じこもってしまわないよう
各ユニットに食事や談話ができる共同の生活室が備わっており、昼はほとんどそこで過ごします。
しかも1ユニットが少人数制で同じ職員が世話をしてくれるので、家庭的な雰囲気の中で生活できるようになっています。
世の常ですが、サービスが良くなれば料金も上がり、
ユニット型ケアでは施設サービスや部屋代が少し高くなっています。