定例会議

1.  パンフレット作りについて
  活動の時に参加者の方々に配る介護保険について書かれてあるパンフレットがあったら説明しやすいので作ろうと言うことになりました。前回 美濃田老人会の時は介護保健の保険料を印刷したものを配って説明をしたのですが、家に帰られて家族に自分の介護保険について、いろいろ聞かれたそうです。自分の介護保険について意識を持ってもらえたことは活動の目的の一つでもあるので大変 嬉しい報告でした。                                                                              2. 次回 活動予定   畑野町老人会の参加について                                                                                                                                                                                                              

           10月25日 火曜日    13:30~15:00     場所  畑野町健康ふれあいセンター                                                                                                   

           内容   ①「介護相談リンクす」について話やメンバー紹介と介護保険について

                                                  ②紙芝居  「かがみ」  堀川さんの新作です。

                 ③バリ舞踊  「はた織りの踊り」  仲さんの一人舞いです。

                 ④座談会   各グループに分かれて話し合い

参加者の中には、まだケアマネージャーや医師にかかわっていない健康な高齢者も又、毎日の生活の中で少し健康に不安を感じながら何処に誰に相談したらいいのか分からない人もこの機会に話してもらえる会にしたい。                 

3. 12月の活動について    ① 12月2日 金曜日  東別院ふれあいセンター  活動内容は未定

4. 「介護保険リンクす」の紹介パンフレットの下刷りが出来たので確認して名刺も作ることに決めました。

5. 勉強会     今日は堀川さんが新聞から「人生案内」という記事から30代主婦からの相談をもし私たちが受けたらどう回答するかを話し合いました。相談内容は他県に住む夫の両親のことで義父は昨年倒れて、現在リハビリ中で義母が介護しているしているのですが今春、義母から義父を預かってほしいと言ってきた。 理由は数年前から韓流スターに夢中でファン仲間と韓国旅行に行きたいとのことでした。その時は夫に断ってもらったがその後も「預かって欲しい」と言って来て気が重いとのことでした。夫は「放っておけ」と言うし、また夫には兄弟もいるという相談内容です。

メンバーからは義父を預かってあげるか、断るかは義父の健康状態にもかかわるし簡単言えない。また 義母の本当の気持も聞いてみないといけないのではないか。夫自身もかかわらないといけないはずなのに母親の趣味のため父親を見る必要はないと放っておけと言うことも問題だといろいろ意見がでました。結論は公的サービスのことや相談出来る所を教えてあげる。家族みんなで考えるように助言してあげると言う意見でまとまりました。                  

以上  10月19日  ガレリアにて                                                                                                                                                                                                                                          

のの字の哲学

介護相談とは直接関係ないかもしれないけど、
人間関係を良好に保つのに知っていた方がよいかなと思い、ちょっとした話を投稿します。
それはずっと昔聞いた渡辺和子さんの講演での話です。
彼女は当時岡山にあるノートルダム清心女子大学の理事長で、 福祉活動に一生を捧げてきた人です。
 その業績は日本のマザー・テレサとも呼ばれる偉大なものですが、
壇上に上がった彼女は、 拍子抜けするほど華奢で小柄な可愛らしいおばあさんシスターでした。
可愛らしい鈴のような声で、 優しく、ゆっくり、聴衆に話しかけるように話をされました。

彼女からはたくさんのよい話を聞いたのですが、一番心に残ったのが「のの字の哲学」と言う話です。
これは人間関係をスムーズにするもので、 夫婦にとったら円満の秘訣となるそうです。

「のの字の哲学」とは、簡単に言えば相手を受け入れること。
しかし、相手を受け入れるには、 まず自分が自分自身から解放され、 自由になっていなければならない。
自分のバリアーを取り去り、 「!」とか「?」と応じるのではなく、相手のニードを感じ取り、
「そうなの」と相手の気持ちに添うようにするのだそうです。

たとえば、夫が仕事から「ああ、暑かった!」と帰って来たとする。
そのとき「そう?」とか、 「夏だもの、当たり前じゃない!」ではなく、
「そお~、暑かったの、大変だったわね」と 夫の気持ちを受け入れる。
夫が「疲れた~」って言った時、 「私だって疲れているのよ!」ではなく、
「そう、疲れたの」とまず相手を思いやるのです。

相手が「ああ、暑かった!」「疲れた!」と言った時、
相手のニードは、批判や分析をしてもらいたい訳ではなく、 そう言う自分を分ってもらいたいのです。
相手のニードの受け取りを間違えると、 コミュニケーションは深まらず、関係はよい状態を保てない。
相手を受け入れれば、 相手も自分を受け入れるように胸を開いてくれる。
そこからよい関係は生まれるというのです。

彼女もたくさんの失敗をしてきたそうです。
ある時、仲間のシスターが 「喘息が出て夕べ眠れなかった。」と言った時、
彼女は思わず 「シスター、夕べ薬をお飲みにならなかったの?」と尋ねました。
しかし別のシスターが、 「まあ、咳がひどかったの。それは辛かったわねぇ。夜が長かったでしょう。」
と話すのを聞いて、すごく自分を恥じたそうです。
そのシスターは別のシスター言葉にうれしそうに頷いていたからです。

人間は弱いから失敗をする。でも失敗したっていいと言います。
この世の中に無駄なことは何もなく、 取り返しのつかないこともない。
失敗ごとに自分を知り、そこから何かを学び、 自分を見捨てず歩み続ければそれでいい。
「のの字の哲学」、それを実行できるかできないかで 人生は随分変わるそうです。

さて、この「のの字の哲学」、 自分を解放させることが難しそうですが、 参考にしていただければ…。