亀岡市の介護相談員は、毎月第三3木曜日(基本)に市役所で定例会議を開き、介護に関する研修や施設訪問の活動報告をしています。
6月の会議では、「地域包括支援センター かめおか」の方を講師として招き、地域包括支援センターの役割について学びました。
地域包括支援センターとは
地域包括支援センターは、地域で暮らす高齢者の皆さんを、介護、福祉、健康、医療など、さまざまな面から総合的に支えるために設けられ、
- 保健、医療、福祉などの総合的な相談対応
- 介護予防支援
- 住みやすい地域づくり
- 権利を守るための相談・支援
を行っています。
亀岡市には3カ所の地域包括支援センターがあり、介護認定を受けている方もそうでない方も、健康に不安を感じた場合や生活に不自由が生じた際には、相談をすることができます。各地域包括支援センターは、それぞれ担当地域が決まっているので、住んでいる地域が
- 吉川町、薭田野町、大井町、千代川町、本梅町、東本梅町、畑野町、宮前町の方は「亀岡市地域包括支援センター シミズ」
- 亀岡地区、馬路町、旭町、千歳町、河原林町、保津町の方は「亀岡市地域包括支援センター かめおか」
- 東別院町、西別院町、曽我部町、篠町、東つつじケ丘、西つつじケ丘、南つつじケ丘の方は「亀岡市地域包括支援センター あゆみ」
に相談すると適切な対応をしてもらえます。もちろん、違う地域の地域包括支援センターに相談をしても、きちんと対応はしてもらえるはずですが。
相談業務の他にも、地域包括支援センターでは介護をしている家族の方のためのコミュニティづくりや介護予防のための健康づくり教室など、いろいろな催しもしています。
それぞれの地域包括支援センターの問い合わせ先や担当地域の確認などは亀岡市のページを参照してください。
『亀岡市・地域包括支援センター』http://www.city.kameoka.kyoto.jp/contents_detail.php?co=kak&frmId=3963
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研修を受けての感想(あくまでも個人の感想です)
今回の研修では、地域包括支援センターが高齢者のための総合的な窓口で、お年寄りやその家族のためにさまざまな支援をしていることが、よくわかりました。
しかし何よりも驚いたことは、その幅広い業務を亀岡市地域包括支援センター かめおかの場合、スタッフ4名で行っているということ。少ない人員で、年間300件にも及ぶ相談と対応、それに伴う会議や各種催しを行っているとは、本当に頭の下がる思いでした。
さらに今年は、厚生労働省から各市町村に要請されている「高齢者の生活実態調査」を行うとのこと。亀岡市の地域包括支援センターでは、65歳以上の市民を対象に調査票(アンケート)と訪問による実態調査が実施されるようです。
亀岡市の65歳以上の人口は2万人弱(およそ18000人/2008年)。亀岡市の地域包括支援センターのスタッフ12名で、本当に実態調査などというものができるのか、少し疑問を感じました。もちろん地域包括支援センターのスタッフ以外にも協力を得て行われると思いますし、お年寄りの孤立を防ぐためや認知症の早期発見にも実態調査は必要まことですが、これぞ「言うは易く行うは難し」ですね。