地域密着型サービス(その1)

地域密着型サービスでまず最初に紹介したいのは小規模多機能型サービスです。

このサービスの正式名称は小規模多機能型居宅介護といいます。

どのようなサービスかというと、

デイサービスとショートステイ、ホームヘルプサービスの機能が一緒になったサービスです。

でも、そんなにたくさんのサービスが一緒になったら訳分からなくなりません?

ところが利用者の立場になったら随分と使い勝手がいいのです。

たとえば、介護が必要になった高齢者が家で一人で暮らしていて、

いつもはデイサービスに行くが、家に帰ったら普段の家事の助けも必要だという時、

デイに行って事情の分かっている施設の職員に来てもらえば気が楽ですね。

それにいろいろな事情で家に帰れない場合にも、

デイで行っている施設に宿泊できるとなれば不安が少なく安心です。

つまり、小規模多機能型のサービスは、デイサービスを中心にして、利用者の状態や希望に応じて

随時ホームヘルプサービスとショートステイを組み合わせて利用することができるのです。

ただし、この小規模多機能型のサービスを利用している時には、

このサービス自体がいろいろなサービスを兼ねているので、

他の事業所のホームヘルプサービスなどを利用することはできません。

気になる利用料金ですが、

各サービスを流動的に組み合わせていくので、回数ではなく定額制(月額)になっています。

要支援の人から要介護の人まで利用できるので、

それぞれの介護度に合わせた料金の一割を払うことになります。

亀岡市では、「あゆみの家」「まごころホーム」「すずらん」「陽風荘」が 

小規模多機能型のサービスを提供しています。